WordPress 4.9.8 でダッシュボードに追加された Gutenberg エディターの通知パネルを非表示にする
WordPress 4.9.8 というものが日本時間8月3日にリリースされました。今回のアップデートは以前の 4.9.x リリースに引き続き特例的 (おそらく) に「機能が追加される」マイナーアップデートとなっています。その機能というのがこれ。
この通知パネル (英語ではコールアウトと呼ぶ) がダッシュボードのトップにどどんと追加されます。一応右上には「非表示にする」というボタンは用意されているのですが、これはユーザーごとなので、別のユーザーでログインすると表示されたりしてしまいます。ということでこれを削除する方法を紹介。
ちなみにこれは Classic Editor プラグインをインストールしていると表示されません。Gutenberg プラグインを有効化している場合は寄稿者以上の権限の人に、有効化していない場合はサイトの管理者に表示されます。
記述するコード
remove_action( 'try_gutenberg_panel', 'wp_try_gutenberg_panel' );
これだけです。これをテーマ内の functions.php なり、mu-plugins 内なり、好きな場所に記述すると通知パネルごとごっそり消えます。もちろんどのユーザーにも表示されなくなります。
これは WordPress 4.9.8 以前のサイトに貼り付けてもエラー等は起こらないので、アップデート前に記述しておいても問題ないです。
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Gutenberg のはなし
ちなみに Gutenberg は次のメジャーリリースである WordPress 5.0 に標準搭載される予定の新しいエディタです。WordPress の割にはかなり劇的に後方互換性をぶっちぎってくるエディタなので、カスタムフィールド使ってる人などにとってはかなり大きな対応が必要となるはずです。
この通知パネルはそのリリースの前に、旧エディタを使い続ける必要がある人の為に用意されたもので、それの警告的な役割を果たしています。
Gutenberg の準備が整ってる人、整ってない人、移行の予算がない人等々いろいろいると思いますが、この通知パネルを消しても、ひとまずは「Classic Editor プラグイン」をインストールするなりして 5.0 に備えておくことを忘れないでください。
Gutenberg は確かに今までの WordPress エディタよりは革新的ですが、それでもいままでバックエンドコード内に突然フロントエンドが混ざっていたりするのでいろいろ辛い部分も多いです。また本体自体も既に features freeze の時期に入っているとはいえ、仕様が変わることも多かったりしてそういった辛みもあったりしますが、まあ頑張っていきましょう。。
おまけ : 僕は Gutenberg Contributor です : )
今日からGutenberg contributorを名乗れるようになりました よろしくおねがいしますhttps://t.co/aEwRARt8bo
— mirucon (@mirucons) July 23, 2018
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参考になりました。
大変参考になりました。
ありがとうございました。